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AngelBeats! 第13話(最終話) 『Graduation』

アニメ AngelBeats! 第13話(最終話) 『Graduation』

立華たちばな かなで視点の内容に沿ったオリジナル記事です

【良いことへの道】
 全ての良い事柄は、遠回りの道を通って、目的へと近づいていく。

                                      (『ツァラトゥストラはかく語りき』 ニーチェ)

【愛は赦す】
 愛は赦す。
 愛は、欲情することをも赦す。

                                      (『ツァラトゥストラはかく語りき』 ニーチェ)

【一緒に生きていくこと】
 一緒に黙っていることは素敵だ。
 もっと素敵なのは、一緒に笑っていることだ。
 二人以上で、一緒にいて、同じ体験をし、共に感動し、泣き笑いしながら
同じ時間を共に生きていくのは、とても素晴らしいことだ。

                                      (『人間的な、あまりに人間的な』 ニーチェ)

【卒業式】
私はある人から“心臓”を譲り受けてもらいました。
その人にどうしても感謝の気持ちを伝えたくて、この世界にやってきました。
・・・いいえ、私の想いが神様に伝わって、この世界に辿り着けたのだろうと思います。
この世界とは死んだ世界と呼ばれる場所でした。
これで私の想いは果たされる・・・そう思っていた矢先、ある問題に気づきました。
「私の心臓の持ち主は誰なの?」
顔が判らなければ会うことも出来ないし、伝えることもできない。
まさに、現在の私にとって致命傷というべき心残りでした。

こうして、途方に暮れたまま死んだ世界で現実と同じように私は暮らしていきました。
やがて、人が増えては減っていく・・・その哀しみの連鎖が繰り返されていきました。
私が人と仲良くなれば、その人は自然と消えていく・・・そんな哀しいことは現実では
到底起こるはずはありません。
「どうして、私だけ孤独になっちゃうの・・・?」
まるで、この世界では私と関わった人は消えてしまうというようなプログラムが働いているとさえ
感じたくらいです。
でも、その代わりといってはあまりにも不遇なことだとは思いますが、SSSと呼ばれる奇妙な集団と
闘う羽目になってしまったのです。
SSSとは頭文字をそれぞれ取ったもので略さずに言うと 『死んだ世界戦線』 です。
何故かこの世界では現実では体験できない、ゲーム感覚で楽しめるアトラクションを生み出すことが
可能でした。
それが、私がこの世界に来て最初に手に入れた 『Angel Player』 というソフトの影響だったと
知ることは容易でした。
想いが形になる・・・そう捉えることが目の前で起こったからです。
そう、SSSの皆さんが武器やらギルドやらと物を製造していったのです。
何故そんなことになったのかというと、一人の女の子が神に抗うと言い始めたのがきっかけでした。
何を勘違いされているのか、その子はこの世界で私と一緒に学校生活という日常を過ごしてしまうと
消えてしまい、そうするようにと私が制裁をしているかのように思っていたのです。
そして、訳の解らない戦争が勃発したのでした。
私はこのソフトを利用して、自らを護る為にカスタマイズを施しました。
それに呼応するかのように、SSSの皆さんは戦略を練ったりして私に攻撃を加えていくのでした。
「これって、戦争なのよね・・・。 哀しいわ。」
現実との違いを目の当たりにした私は溜息を吐くばかりでしたが、後々その意味が解ったのでした。
仲村 ゆり。
それが、SSSの創始者でもあり、この戦争の発端となった“ゆりちゃん”だったのです。

この世界の人たちは未練があって、想いを成就できなかった者が流れ込んでくる世界でした。
私もその一人ですが、大恩ある人に想いを告げられなかったという未練があったから
この世界に行き着いてしまったのでしょう。
この世に神様なんている訳はないのですが、それでも信じてしまうのは人間だから。
何かにすがっていかなければならない時もあるのが人間です。
ゆりちゃんは 『Angel Player』 を利用している私のことを勝手に天使だと思い込み、
神様であると彼女自身の解釈の檻に閉じ込められてしまったのです。
それが災いして今に至る訳ですが、その過程の話は“皆さん”にはもう充分すぎるほど観てきたことでしょう。
だから省きます。
「べ、別に語るのが面倒だからって訳ではないのよ・・・?」

私に運命の日がやってきました。
それは、念願の人に会う為の布石。
その人は最初おかしな人かと思いました。
この世界に来て死なないことを証明してくれ・・・だなんて。
躊躇無く、私は彼の心臓を貫きました。
でも、貫いた感覚が妙だったのです。
「物に当たる感触がない・・・。まさか、心臓が無いの?」
もしかして、貴方が・・・私の命を繋いでくれた心臓の持ち主なの?
私の頭の中では雑音の旋律が流れ、驚きと戸惑いが交錯していました。
でも、貴方だとは限らない・・・。
それもそのはずです。
その人と同じ運命を辿った人なのかもしれない、別人である可能性もあるから。
当時の私はそう思っていました。
けれど、貴方は本物の貴方でした。
度重なるSSSとの戦闘を繰り広げている中、私はその人と親密な関係になっていきました。
これも運命だったのでしょうか。
彼は記憶喪失を抱えて、この世界に辿り着きました。
『Angel Player』 の私のデータに異変が起きて、彼が真っ先に私を救う為にSSSを動かしてくれた時でした。
最後には彼が残り、私の元まで来てくれました。
私の分身たちが私の身体の中に戻る反動で苦しんでいた私を彼は抱き締め、支えながら護ってくれていました。
気が付けば保健室で私は眠っていて、ずっと彼は看病をしてくれるかのように傍に居てくれたようです。
私が目覚めた時、既に彼は眠っていました。
その瞬間、私は彼の記憶の中で、彼の壮絶な過去を知りました。
そして、彼が記憶を思い出した時、思い残すことがなくなり、彼がそのまま消えてしまうのではないかと
私は思いましたが、それは違いました。
私の“心臓の鼓動”の音を聴きながら、貴方は自分の過去を思い出していたから。
鼓動の音が無かった貴方だったからこそ、記憶喪失だった貴方。
だから確信しました。 彼が貴方だったと。
貴方に 『ありがとう』 を言いたい。
でも、それを言ってしまったら、今の貴方の望みが叶えられなくなってしまう。
私は彼の望み通りにしてあげたいと心の底から思っていました。
「・・・まだ、貴方と一緒にいたい」

会うは別れの始め。
今まで貴方と逢ってから遠回りはしたけれども、一つの目的に向かってこれました。
ですが、貴方にお礼を言った後はすぐにもお別れになってしまいます。
GIRLS DEAD MONSTERの第2ボーカルのユイちゃんが消えた後、事態は急速に思わぬ方向へと転びました。
NPCに強制的に変換させてしまうプログラムの影の発現です。
その制御プログラムの中枢である第2コンピューター室をゆりちゃんが破壊したおかげで事態は収拾されました。
と同時にお別れの時期が迫ってきたのです。
「本当に早い・・・。貴方と逢ってまだちょっとしか時が経っていないのに・・・。」
私は何故、もっと早くに逢えなかったのかと落胆しました。
「でも、これが人生・・・なのよね。」

卒業式。
最後の式典がやってきました。
それは、残りのSSSメンバーとのお別れの儀式。
ゆりちゃん、日向君、直井君・・・、そして・・・・・・・・・結弦ゆずる
初めての卒業式。
卒業式は現実の儀式に則った形で行われました。
皆、最後は笑顔でお別れをすることができたけど、最後の最後は寂しい想いでいっぱいでした。
最後は、結弦と二人きりになりました。
どんな言葉をかけてくれるのか、待っていました。
すると、とんでもない言葉が聴こえてきたのです。
「あのさ・・・奏・・・。ここに・・・残らないか?」
・・・そうしたい、そうしたいけど。
でも、卒業式の答辞の時に踏ん切りがついたと言っていたのに、心変わりしてしまったの?
「俺はお前と一緒に居たい・・・居続けたい。
 ・・・・・・だって俺は・・・・・・・・・奏のことがこんなにも・・・好きだから。・・・好きだ!」

・・・・・・。
私は沈黙を続けました。
だって、言葉に出したら・・・私が先に消えてしまうから。

貴方に・・・“ありがとう”を言いにきたのだから・・・。
私は貴方のおかげで生きながらえることができたの。
貴方がドナー登録をしれくれたおかげで、私の弱まった心臓から貴方の心臓へ移植されたの。
私の心臓は・・・貴方の心臓なの。
今も私の心臓、いいえ・・・貴方の心臓は鼓動を続けているわ。
私の心残りは・・・私に人生を・・・青春時代を与えてくれた恩人に感謝できなかったことなの。
貴方と初めて出会った時から、今に至るまでようやく理解したの。
貴方の胸を突き刺しても心臓の感触が無かったこと、私の鼓動を聴きながら私の胸の上で眠っていた時に
貴方が本当の記憶を取り戻したこと。そして、貴方が私に対して献身的だったこと。
貴方には言葉では言い表せない程、感謝してる。
だから・・・。
「結弦・・・お願い。さっきの言葉・・・もう一度言って!」
彼は酷く拒みました。
恐怖心に囚われるかのように、哀しい目をしていました。
でも、私は貴方に言ってもらいたい。
たとえ、お別れになっても・・・新しい人生が待っている・・・その尊さを貴方の心の中で感じ取ったから。
私と彼は抱き締め合いました。
遠くに行かないように、ずっと傍にいてくれるように、お別れではない明日への扉を開く為に・・・。
彼は最後まで私に優しかった。
「奏・・・愛してる・・・。ずっと一緒に居よう・・・!」
「うん! ありがとう、結弦!」
「ずっと・・・ずっと一緒に居よう!」
「うん! ありがとう!」
「愛してる! 奏」
「うん♪ すごくありがとう・・・。 愛してくれて・・・ありがとう♪」

命の息吹が・・・彼の心の中にまで届くように・・・私は言った。

「命をくれて・・・本当に・・・・・・・・・ありがとう♪」

―――Angel beats.天使は鼓動する―――

きっと、私は貴方に出逢えて・・・。
新しい人生を迎えると信じてる。
だって、そうでしょう?

―――貴方の鼓動がいつでも聴こえるから―――

------------------------------------------------------------------------------

ポンッ。
誰かに肩を叩かれた私は後ろを振り向いた。
くすっ。
私は笑顔になって、その人に言った。
「おかえりなさい」
その人は言葉を発せず、笑顔で返してくれた。

『ただいま』

私には解った。
心の中で音楽が響いているから。
そして・・・。

―――音の無かった世界に、音楽が奏でられたから―――


ドクン・・・。それは音楽のようにビートする。♪


Fin



【感想】
やはり、音無が 『Angel Player』 のプログラマーで、奏を待っていた・・・?
いや、そうすると時系列が狂ってしまうのでしょうか。
まぁ、そんなことより第2期もしくはゲームで補完されるに違いありません。
さて、私の言いたいことは記事に書いた通りです。
オリジナルだけど、こんな風に締め括られたのではないのかなと考えました。
エピローグ (最後) の現実の世界は・・・今の世界だったのか、それとも他の世界だったのか・・・。
とりあえず、今の世界と考えて奏が生きていたと考えています・・・。
理由は生き存えている (=今も生き続けている) と奏本人が言っていることと、
おそらく卒業式を体験していないのは心臓の手術に関わる期間があり、
その間(小学校・中学校時代)は卒業式に出席できなかった・・・と思っているからです。
心臓の手術、つまり移植後の奏こそが、死んだ世界に迷い込んでしまった彼女ということです。
今も現実世界で生きているからこそ・・・迷い込んだのでしょう。
音無の場合は・・・もしかすると・・・自分がドナー登録をして、誰かの為に役立ったのかと
確認をしたかったが為に・・・迷い込んできてしまったのかもしれませんね・・・。
話は反れましたが、エピローグの現実世界に音無が居た理由は・・・あれですよ。
神様の仕業です。(ぇ???
そういえば、OP曲のタイトル 『My Soul, Your Beats!』 の意味ですが、
これは 『奏の魂、音無の鼓動』 という意味だったんですね。
多分、合ってるはず・・・w

とりあえず、毎度、ブログを書き連ねている皆様方、お疲れ様でした。
制作陣を始めスタッフの方々もお疲れ様でした。
次回、期待してます!w
『AngelBeats!』 の記事に関する私の執筆もここまで。

第13話(最終話) 『Graduation』 (動画)
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[ 2010/06/26 ] Angel Beats!【終】 | TB(13) | CM(0)

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