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AngelBeats! 第6話 『Family Affair』

アニメ AngelBeats! 第6話 『Family Affair』

※音無と直井視点の記事です

【家庭の事情】
僕は僕でありたかった。
兄の代わりではなく、僕のままで居たかった。
僕を認めてくれるように、僕を褒めてくれるように。

「だが、文人あやともやりおる」

―――ただ、僕の存在を父に認めてもらいたかった―――

新たに生徒会長に就任した直井 文人。
彼の意のままに、俺を含めたSSSの一団は反省室に連れて行かれ、制裁を加えられた。
当然ながら、その制裁にSSSは納得行かず、その後の学校生活では風紀を乱した行動に躍り出た。
だが、直井が黙っていなかった。
すぐさま、取り締まりに入り、SSSを追い詰めていこうとする。
それに懲り懲りしているSSSは一目散に逃げ出し、反抗を続けた。

そんな中、俺は独り寂しく教室の自席に座っているタチバナ(天使)に声を掛ける。
昼の時間ではない中途半端な休み時間帯だったが、あの激辛麻婆豆腐をおごってあげるべく、
俺は一緒に食べようと誘ったのだ。
すると、タチバナはすっと席を立ち、進んで食堂へと赴いていく。
俺はそのままタチバナと一緒に食堂であの激辛を食べる。

【もう、独りじゃないだろ?】

食す中、タチバナは妙なことを言い出した。
「わたし・・・麻婆豆腐が好きなの? ・・・・・・初めて知った」
お前・・・、何を言ってるんだ・・・?
自分の好きな物が解ってるのに、まるで記憶が無いような言い方を・・・。
ん・・・記憶・・・。
まさか、お前も・・・俺と同じで記憶が無いのか・・・???

俺の頭の中で安寧と迷妄が錯綜する中、直井がやってきた。
何でも昼休み以外の休み時間中に食事を摂ることは校則違反だという。
タチバナは素で忘れていたと言う始末。
流石に大好きな風味の食べ物には目がないのだろう。
結果は言うまでも無いが、俺たちは反省室に・・・いや、独房室に閉じ込められてしまった。

二人きりの独房室。
おいおい、独房室に二人って狭すぎだろ!
タチバナはやることもないと言い、勝手に寝てしまう。
う、俺どうするよ、俺!!!
暫く経つと、ゆりから貰った無線機からゆりの声が聞こえてきた。
ゆりからの通信だった。

・直井はNPCではなく、私たちと同じ人間
・抵抗するSSSが直井から襲撃を受けている
・事態を解決するには天使が必要

俺は、ゆりからの情報で大体の状況は理解した。
勘のいいことにゆりは今、俺とタチバナが独房室に閉じ込められていることを予想していた。
何でも、反省室に閉じ込められていないことが判明し、特別な所に収監させられているのではないかと
踏んでいたのである。

もう迷っている時間は無い。
扉を壊して、前に進むしかない。
その為にはタチバナの力が必要だった。
俺はすぐにタチバナを起こし、事態の概要を説明し、何とか協力を得るに至った。
タチバナのガードスキルが発動し、鮮明で鋭い剣が扉を切り裂く。
しかし、扉は強固で傷すら与えられない。
タチバナは他の武器でも試していたが、どれも扉を壊すには適していないものだった。
(どうやら、バージョン4まであるようだ)
ん、だが待てよ・・・バージョン4の形は典型的な花だが、これは使える。
何故、花かというとタチバナの趣味に準えた一品だったからだ。
バージョン2は細い剣、バージョン3は三ツ又の剣、そしてバージョン4は巨大な花の形。
まず、扉の隙間に2を、次に3に変化させ、隙間の膨張を促し、最後に4へと変化させ、爆発させる。
すると、目算通り功を奏し、花の形は見事に開き、扉をも貫き、破壊に成功した。
俺はタチバナの手を取り、ゆりたちの元へと向かった。

やがて、校庭に辿り着く俺とタチバナ。
景色は壮絶たるものだった。
どんよりとした暗い雲に降りしきる冷たい雨。
そして、目の前には無残なSSSの血の池が浮かび上がっていた。
なんなんだよ・・・これは・・・!
直井の姿を見るや否や、日向が寝転がっていて、それを虫けらを扱うように蹴っていた。
俺は日向の元へすぐに向かい、容態を気にかけた。
日向は重傷を負っていたが、冗談がましく、コレなのか?(ホモ)と言う始末。
そんな冗談を言う余裕も無い筈だと日向に怒ったが、それがSSSのメンバーなのかもしれない。
そうこうしている内に元凶である直井が近づいてきた。

―――俺はお前を許さない―――

俺はタチバナに今の状況が果たして“正義”と呼べるものか問い質した。
彼女はやはり正当な人間だ。
すぐさま、ハンドソニックを繰り出し、直井に仕掛ける準備をする。
しかし、直井は不敵な笑みを浮かべながら全く動じない。
それどころか、自分のことを“”と呼び、いかにも世界の創造主たるべき存在が
自分だと言わんばかりに狂妄じみていた。
こいつは・・・狂っている!
それにも拘らず、直井は“この世界の原理”をあたかも知っているかのように話し出す。

・死後の世界は神を選ぶ世界である
・生前の記憶がある者(生きる苦しみを知る者)が神になる権利を与えられた

直井の目的はただ一つだった。
死んだ世界の人々に安らぎを与えること
安らぎとは、人の心を穏やかにさせ、気持ちを落ち着かせることだ。
現状が安らぎナノカ???
ふざけるなッ!!!

そんな俺の怒気を他所に直井はゆりの元へ向かい、今から催眠術で君を消すなどと
戯けたことを言った。

駄目だ・・・そんな“人工的な記憶”を強制的に注入させて消すなんて・・・。
お前の・・・一方的な独断でゆりの人生が終わってしまう・・・?
馬鹿野郎!!!!!
俺はお前を神だなんて認めないッ!!!
神様ってのは、人間が想像して作った言葉だ!
神様は人間に“人間には持っていない力”を宿すと畏怖され、信仰の対象になったに過ぎない!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!!!

俺は、気が付くと直井を拳で殴っていた。
そして、胸倉を掴み、“人間の姿”を自身に訴えるように俺は言い放った。

【俺たちの生きていた人生は本物】
【たった一つしかない、それぞれの大切な人生】
【嘘の無い人生など、皆は歩んでいない】


「お前の人生だって・・・・・・“本物”だった筈だろうぉぉぉ?????!!!!!!」

----------------------------------------------------------------------

・・・僕の人生は・・・嘘だった・・・。

僕は陶芸の名手の家庭で生まれ育った。
名手は言うまでもなく父親だった。
幼い頃、その跡継ぎとして期待されていた双子の兄が突然、息を引き取った。
原因は僕と二人で渋柿取りをしていた際、誤って二人とも木から落ちてしまった。
幸い、僕は平らな草むらに落ちた為、大した怪我はしなかった。
だが、兄の落ちた所は石松だった為、頭を強打し、帰らぬ人となってしまった。
僕は名手の跡継ぎという立場ではなかった為、平凡な生活をしていた。
僕は誰からも期待されていない“意味の無い人生”を送っていたも同然だった。
だから、父親は言った。
「死んだのはお前だ」
・・・普通なら冗談に聞こえるかもしれないが、これが父親の“本音”だった。
そう、僕は兄の代わりをしなくてはいけなくなってしまったのだ。
ただ、双子という忌まわしい因縁がまとわりついていたに過ぎなかった。
今日から僕は“”になりました。

怪我の治療という皮肉な理由で世間から一旦離れ、陶芸の修業が始まった。
始めから誰も上手にできはしないのは重々承知だが、得手不得手は誰にでもあるのはご存知の通りだろう。
だからこそ、僕は何度も何度も練習した・・・いや、練習させられていた。
ある日、今までの努力の成果が実り、展覧会で入賞を果たした。
”にとっては最悪の結果だろうが、僕にとってはかけがえのない栄光の時だった。
当然、父は僕を愚劣し、自分の顔に泥を塗るなと苦言を呈する。
でも、ここで僕は“本当の人生”を見出し始めた。
このまま父の厳しい修業に耐えていけば、父の望むような日本一の陶芸家になれるかもしれない。
そんな希望に満ち溢れた夢を持った瞬間でもあった。

ドイツの哲学者ニーチェは人生を次のように言っている。

『 人生を最高に旅せよ 』
 ・何事も明日からの毎日に活用し、自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、
  この人生を最高に旅することになるのだ。

まさに、僕はその姿勢(夢)を持ち、新たな人生を最高な気分で旅することになる・・・筈だった。

人生の途中にはいつも分岐点がある。
勝ちか負けかと世間では最近、言われているが、適切な表現かもしれない。
そう、分岐点とは勝ちか負けかの二つしかないのだ。
僕は後者だった。
突然、父が病に倒れてしまい、陶芸の修業ができなくなってしまったのである。
容態はあまりにも芳しくなく、回復の見込みがないという。
病の床に臥した父は僕に対して優しくなった。
父に食事を作り、面倒を見ていたからかもしれない。
でも、僕は嬉しくなかった。
これから先、独立して陶芸の道を歩めないからだ。
「ずっと、この人の世話をしていく人生なの!? ねぇ・・・神様!!!」

『 死んだのは 本当に 僕だった 』

----------------------------------------------------------------------

お前の人生だって、本物だった筈だ。
今まで頑張ったのはお前の力なんだ。
生きている者にしか、それは解らない!!!
生きているからこそ、頑張れた!
今、お前も俺も死後の世界にいるが、生前は確かに現実の世界で生きていた!!!
人生に無駄なんて無い!!!
俺たちがここに居る理由はさっぱりだが、“記憶”があるお前は“限りある人生”が存在してた!!!
自ら無駄な人生だと否定するのは止めろ!!!
人生に嘘なんて無いってのが、お前自身でも解ってた筈だろう!?

----------------------------------------------------------------------

全て知ったかのように言うなよ。

----------------------------------------------------------------------

解る、解るんだよ!!!
俺には“生前の記憶”が無い。
だからこそ、解るんだ!
記憶ある者の人生が嘘だったなんて、それこそが嘘だ!

----------------------------------------------------------------------

じゃあ、僕を認めてくれるのか?

----------------------------------------------------------------------

認めるも何も俺はお前の存在を目の当たりにしている!
実在しているものに、何を認めろってんだよ!!!

----------------------------------------------------------------------

あはは、こんな光景、前にもあったな。
兄と渋柿争奪戦をしていた時、僕が兄よりも速く渋柿を採ったんだ。
それを見て、父は渋柿如きで何をはしゃいでいるのかと呆れていたが、
最後にこう呟いたのだ。

「だが、文人あやともやりおる」

それは、“”の人生の中で最高の瞬間だった。

----------------------------------------------------------------------

『 いつかは死ぬのだから 』
 ・死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。
  いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。
  時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。
  嘆きわめくことなんか、オペラの役者に任せておけ。
   (ドイツの哲学者 ニーチェ 「力への意志」 より) 
(終)


【変化した点】
  直井はNPCではなく、SSSや天使と同じく生ける人間だった。
  また、直井は岩沢の過去を知り、消えた理由さえも熟知していた。
  世界のシステムとは何か。
  また、後悔のある人生を辿った者が来れる世界なのか?
  何故、直井は知ることができたのか?
  まだまだ考えるべき点はいくつもありますね。

【考察】
  成仏という言葉が初めて出てきましたが、果たして死後の世界に
  適切な言葉かどうかは疑うところ。
  だったら何故、一般生徒は普通の学校生活をしていると消えてしまうのか?
  これは成仏でもなんでもなく、ただの勝手に消える世界。
  人生はそんな容易なものではないと物語で謳われていることも含め、
  ここは考えていくべきところでしょう。

【追記】
  やっぱり、毎回、記事作成に疲れるわぁw
  あわよくば、トラバ待ってます。

  ⇒皆さん、トラバありがとうございます!TK風に 「I'm glad!」

第6話 『Family Affair』 (動画)

次回 第7話 『Alive
 → まだ、俺たちは生きている!
   音無には妹がいたのかな・・・?
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[ 2010/05/08 ] Angel Beats!【終】 | TB(4) | CM(0)

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Angel Beats! 第6話 Family Affair

 やはり天使はかわいいですね。
[2010/05/10 08:49] URL つれづれ

Angel Beats! 第6話

第6話『Family Affair』Angel Beats! 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]今回は・・・ちょっと急展開?
[2010/05/10 02:21] URL ニコパクブログ7号館

【Angel Beats! 第6話-Family Affair】

楽しくとも辛くとも、家族との想い出はいつまでも。
[2010/05/10 00:53] URL AQUA COMPANY

Angel Beats! EPISODE.06『Family Affair』前半

第1反省室。
[2010/05/09 11:24] URL 本隆侍照久の館
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