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GOSICK ?ゴシック? 第2話 『死者の魂が難破船をおしあげる』

アニメ GOSICK ?ゴシック? 第2話 『死者の魂が難破船をおしあげる』

【 退屈凌ぎのティータイム ?推理の時間? 】
ヴィクトリカと久城 一弥は、突然の束の間の出会いと共に、
占い師ロクサーヌ宛ての招待状を手にQueenBerry号へと乗り込んだ。
そこで待ち構えていたのは、船上パーティー 『箱庭の夕べ』 という豪華な食事の披露であった。
招待状は一人分だった為、ヴィクトリカだけが一人分の食事へとありつき、表情はいつもの
人形のように冷めた仕草をするだけだったが、優雅に食事を楽しんでいた。
そんな風に人形のような彼女を見つめていた一弥は、自分もお腹が減っていることもあり、
彼女に 「君、お菓子か何か持ってきてない?」 と訊ねる。
彼女は“”という見下した言葉と“お菓子”という子供じみた言葉に反応し、
ムッとした表情でテーブルを手で叩き、非常食セットを持ってくる予定だったが、
一弥の屁理屈のせいで学院に置かれたままとなり、今こうして食べられないのは自業自得だと冷たく言い放った。
一弥は屁理屈ではないと言い、逆にヴィクトリカが屁理屈だと非難するが、
再度“”という言葉を受けた彼女は再び怒った表情で一個のパンを彼の口に咥えさせた。
一弥は納得いかぬ思いだったが、パンの美味しさにその想いはかき消されるのだった。

【 ヴィクトリカの推理 】
※ヴィクトリカ視点です
≪結論≫:幽霊など存在しない。全て人的謀略であり、仕組んだ犯人が必ずいる

?睡眠薬を一服盛られた一同はパーティーの場所とは異なる別の場所のラウンジへと移される
パーティーに参加していた人数は全員で11人 (ヴィクトリカと一弥も含む) だったが、ラウンジでの人数は12人だった

【推理】
 一人増えている人間が一同をラウンジへと移したのだろう。


?久城 一弥がラウンジに飾られていたQueenBerry号に触れようとした瞬間、『それに触るなッ!』 という中年男性の声
と共に金属製のダーツが一弥を襲った

【推理】
 中年男性の声はソヴュールの外務省に勤めているモーリスという乗客の声で、
 彼はQueenBerry号の仕掛けを知っていた。
 モーリスによると現在、搭乗しているQueenBerry号は10年前の1914年に地中海に沈んだものだという。
 かつて、野兎と呼ばれる国籍が異なる子供たちが乗せられ、一夜を過ごした。
 モーリスはQueenBerry号の調査を上司より命じられ、調査をしたところ、子供たちは最後に殺し合い、死んでいたという。
 それには何かの思惑があるとのことだが、やがて船は浸水し、沈没したとのこと。
 今回、搭乗した大人たちは10年前の事件で子供たちを死に追いやった者たちで、その報復だと述べるモーリス。
 …全ての鍵を開けるには10年前の話に遡らなければならないようだな。


?突然、ラウンジで停電が起きるもすぐに復旧した。
だがその後、真新しい血のようなインクで綴られた文字がラウンジに飾られている絵画に綴られていた。
文字を読み解くと 『あれから十年。早いものだ。今度は貴様たちの番だ。箱は用意された。さぁ、野兎よ走れ!』 と記されていた。

【推理】
 壁紙でいつでも曝け出せるように仕組んだものだ。
 停電時に犯人が壁紙を剥がしたのだろう。


?QueenBerry号の亡霊に恐れをなした中年男性が鍵がかかっていた扉で逃げようとしたが、
扉は開き、その瞬間、金属製のダーツがその男性の額に刺さった。
なお、中年男性が扉を開ける前に乗客の一人である20代くらいの女性が 『その扉には鍵がかかっている』 と言い放っていた。

【推理】
 扉が開いているということは言うまでもない。
 一人増えた人間が停電時に鍵を開けたのだろう。


?一同はラウンジから脱出し、船の甲板に出て救命ボートで5人の中年男性がこの船から逃げ出そうとするが、
彼らは荒波に飲まれて命を落とした。
その後、一同はラウンジに戻ろうとするが、そこは先ほどのラウンジとは異なる荒れ果てたラウンジだった。
そして、最初の犠牲者の中年男性の死体が消えていた。

【推理】
 荒れ果てた光景を映し出すべく、ペンキで内装が偽装されており、第一次世界大戦で焼け落ちたと
 言われるソヴュール産の醸造ワインが船に残っていた。
 脱出したラウンジの扉は開きっぱなしとなっていた為、戻ってきた一同は開いた扉へと向かうのは当然のこと。
 しかし、そこは荒れ果てたもう一つのラウンジだった。
 あたかもかつてのQueenBerry号だと、そして先ほどのラウンジだと思わせ、一同を誘導させた罠であろう。


?無線室へと向かう中、モーリスはもう助からないと諦め、一人暴走する。
船には武器庫があり、首謀者はその武器を使って野兎たち(搭乗者たち)を殺し合う為に
仕向けているという。
モーリスは野兎にならない為にヴィクトリカたちに銃を向けて、全員殺そうと仕掛けた。

【推理?】
 愚かな人間なり、モーリス。
 もう既に末路は視えている、そう知恵の泉は教えてくれるだろう。
 しかし、銃を向けられた私を真っ先に庇った久城・・・。
 君は何故、そんなにも親しくない私を護ろうとするのか。
 私にはそれだけが視えない。
 知恵の泉も何も教えてくれない。
 君は一体、私の何だと言うのだ?



【 ヴィクトリカの心情 ?一弥視点? 】
・何人もの死んだ人を見ても驚かずに冷めた表情のまま状況を理解している
・初めて会った時の植物園での彼女は人形のようで、どこか人間のようではなかった
・ソヴュールの外務省に勤めているモーリスと名乗る者がヴィクトリカと以前に会ったことが
あるらしい
・無線室へと向かう途中、暗闇の浸水した通路を通る際、彼女を背負っていたが、
そんな彼女の手は震えていた。恐怖を身体で感じ取っていたことが判る。
・帝国軍人の三男としてヴィクトリカという“独りの少女”を守り抜くことを決意した

―――ヴィクトリカ : 久城、私が頼んでもいないことを行うとはどういうことなのかね?―――



<感想>
※原作(小説)を少しずつ読み進め中です。
いよいよ突発的な事件と冷静な推理が始まりました。
ヴィクトリカは人間なのかどうか疑わしくなってきました。
モーリスと出会っているということは、何年か前のことなのか?
ただ、最近出会っている可能性がある為、断定はできませんね。
そうそう、今回搭乗している20代くらいの女性は10年前の搭乗者かもしれませんね。
さぁて、物語は面白くなってきました。

次回 第3話 『野兎達は朝陽の下で約束をかわす

第2話 『死者の魂が難破船をおしあげる』 (動画)
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GOSICK―ゴシック― 第2話 「黒い死神は金色の妖精を見つける」 感想

展開が急で、謎解きや事件の背景に関しても分かりやすかった。 そしてヴィクトリカは可愛い。
[2011/01/18 21:26] URL でもにっしょん

【GOSICK 第2話-死者の魂が難破船を押し上げる】

あれから10年・・・早いものだ。今度は、お前達の番だ。
[2011/01/17 01:16] URL AQUA COMPANY

GOSICK―ゴシック― 第2話「死者の魂が難破船をおしあげる」

OP&締めが他作品よりと比べて群を抜いて上手い。
[2011/01/16 01:57] URL 新・あにめっき

GOSICK―ゴシック― 02話『死者の魂が難破船をおしあげる』 感想

11人ではない。12人なのだ(`・ω・´)
[2011/01/15 20:18] URL てるてる天使

GOSICK -ゴシック- 第2話 「死者の魂が難破船をおしあげる」

 ヴィクトリカの笑い方が面白いですね。
[2011/01/15 18:04] URL つれづれ

[アニメ]GOSICK -ゴシック- 第2話「死者の魂が難破船をおしあげる」

狩る者、狩られる者の恐怖と憎悪と不安を全面に出し、それと対比した守る者、守られる者の安心感や安堵感。
[2011/01/15 17:23] URL 所詮、すべては戯言なんだよ